コハゼ

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コハゼって

コハゼってどんなもの?

コハゼは、足袋(たび)や手甲(てっこう)、脚絆(きゃはん)などの合わせ目につけた爪形の留め具です。

足袋は、日本固有の伝統的な衣類で和服を着たときに、足に履く袋状の履き物で木綿の布でできているものが一般的です。保温のために履く靴下のような履物になります。甲と底との部分からなり下駄や雪駄や草履など鼻緒のある履物を履くときに用いるために親指と他の4本指の部分で袋が二つに分かれているのが特徴です。

足袋は靴下と違って底と甲の部分があり一般的に袷仕立てになっています。親指を入れる側が内甲、親指以外の指四本が入る側が外甲になります。外甲と内甲の合わさる部分が鎌、かかとの押さえ部分が尻、足裏の部分が底、足袋を履く時に脱げないように留めるため、足袋の合わせ目につけた爪形の金具がコハゼ、コハゼを引っ掛けて留める糸が受け糸になります。

足袋は、コハゼと受け糸で留めるようになっています。このようなコハゼと受け糸で留める方式は江戸後期から明治前期にかけて普及したものだそうです。意外と最近なんですね。

また、脚絆は、作業する際に、すねに着けて足ごしらえする紺木綿などの布をいい、コハゼは7、8枚ほどで留めるようになっているようです。

コハゼの枚数

足袋には、コハゼが4枚のものと5枚のものがあります。どのようにして選べばよいのでしょう。

よく聞くのが、正装では5枚コハゼ、普段着には4枚コハゼ、ではないでしょうか。

しかし、はっきりとしたルールはないようですよ。足袋を選ぶ時の基準として5枚コハゼはお茶や踊りなどをされている方やフォーマルな席に出られる方、

4枚コハゼは仕事で着物を着る方や普段着として着物を着る方のようですが、これは4枚コハゼと5枚コハゼで足袋の高さに約2cmの差があり、結婚式や成人式などのフォーマルな席では、椅子に座ったりすることが多く、また、お茶や踊りなどをしておられる方は立ったり座ったりすることが多く、足首が見えることが多くなります。

このため、少しでも足袋の高さが高い方がよいという理由で5枚コハゼが好まれ、4枚コハゼは動きやすいため、そういうことを気にしなくてもいい場合に選ばれるようですよ。

普段用であれば正座したときに楽な四枚コハゼがおすすめでしょう。

5枚コハゼをはくか、4枚コハゼをはくかは、関東とか関西などの地域によっても違いがあるようです。

コハゼの枚数に関しては、自分の足にどちらの方が合っているかということで選んだのでよいのではないでしょうか。

コハゼの由来

「コハゼ」の名の由来って何からきたのでしょうか。

これには、いろいろな説があるようです。甲に掛ける物ということで、「こうかけ」と呼ばれ、それが、しだいに変化して、「コハゼ」になったという説や小さいと言う意味の「小(こ)」と、弾けると言う意味の「爆ぜ(はぜ)」という言葉が合わさってできたという説があります。

また、「衣類や装飾品のボタン」を意味する、ポルトガル語の「cofaje」が語源という説などもあります。

どれが正しいのでしょうか。

足袋や脚絆以外にも、袋物や書物の帙(ちつ)などの合わせ目につけた爪形の留め具をコハゼと呼びます。コハゼは、真鍮(しんちゅう)や角や象牙などで作られます。

コハゼは、漢字では、辞書を見ると「小鉤」とか「鞐」と書くようです。他にも、「甲馳」という漢字を書く場合もあるようです。これは、当て字のようですが、「二つ以上の物を硬い物質でつなぎ合わせてひとつのものにする」という意味のようです。

その他にも、「牙籤」、「甲鉤」、「骨板」とも書くようですよ。いったいどれを使えばいいのでしょうかね〜。

正式には、どれが正しいのでしょうか。ちょっと気になりますね。

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